ヒトメタニューモウイルスについて

・以前より春先に流行する風邪ウイルスとして知られていましたが、2001年にウイルスが分離され、最近になり迅速検査が可能となり外来においても診断可能(一部保険適応)になりました。

・インフルエンザの流行が終息する頃(3月頃)から6月にかけて毎年流行が見られます。

・5才以下の小児が罹患しやすく、流行は主に保育園、幼稚園で見られます

≪抗体保有率≫ 6ヶ月未満67%(母体からの移行抗体)、6ヶ月〜1才未満17%、1〜2才48%、2〜5才77%、5〜10才93%、10才以上100%

*つまり10才までには全員一度は罹っていることになります。

Ebihara T, Endo R, Kikuta H, Ishiguro N, Yoshioka M, Ma X, Kobayashi K.: Seroprevalence of human metap-neumovirus in Japan. J Med Virol 70: 281-283, 2003.

Ebihara T, Endo R, Ishiguro N, Nakayama T, Sawada H, Kikuta H.: Early reinfection with human metapneu- movirus in an infant. J Clin Mirobiol 42: 5944-5946, 2004.

 

・症状は3ー4日の発熱、下気道感染のためゼイゼイした咳を認めます。

・治療は特異的な抗ウイルス剤はないため、対症療法(解熱剤、痰が出やすくなる薬など)が中心となります。

・いまのところ有効なワクチンがないため、マスクの着用、うがい、手洗いでの予防が重要です。

 

 

PAGETOP